生成AIがコンサルタントに?フレームワークや思考法で教師の仕事をサポート①【生成AI校務利用】
- kentakk14
- 1月26日
- 読了時間: 3分
ビジネスフレームワーク
フレームワークとは、物事を論理的かつ効率的に思考・進行するための型を指します。
ビジネス用のフレームワークは多く開発されています。
簡単なもので、マインドマップやYチャートなどは学校現場でも使用されていますね。
非常に便利で有益ですが、個人で実施するにはやや時間が掛かります。
そこで生成AIにこれらのフレームワークや思考法を活用させて、回答を求めましょう。
いつもとは違った角度からの回答を得ることができますよ。
デザイン思考で解決策を考える
私たちはどうしても教師側の視点で考えてしまい、子どもや保護者と大きなズレが生じてしまう場合があります。
デザイン思考はユーザー視点を重視した解決策を考えるための思考法です。
私たち教師のユーザーは児童や保護者となります。
そこで、学級の課題として「悪口を言う児童が増えている」ことを取り上げて、デザイン思考で解決策を考えさせました。



最初に児童に対する共感から状況を理解するため、児童の気持ちに寄り添ったアプローチが提案されます。少し角度を変えたアプローチが必要な場合は有効でしょう。
通常は学級全体に話をしたり、課題に応じた道徳授業を実施することが多いと思います。
そうしたいわゆる正攻法と組み合わせることや折衷案についても対話を通じて検討することができます。
ファスト&スロー思考で意思決定や問題解決を
ファスト&スロー思考(原題: Thinking, Fast and Slow)は、心理学者ダニエル・カーネマンが提唱した、人間の思考プロセスを二つのシステムに分けて解説する概念です。
システム1は直感型でシステム2は熟考型とされています。
生成AIにファスト&スロー思考で回答を求めると、迅速な対応(短期的な対応)と熟考した対応(やや中長期的な対応)を引き出すことができます。
意思決定や課題解決の場面で活用できます。
今回は「廊下が走る児童が多い」という課題に対する解決策を求めてみました。



すぐに対応したい場合はファスト思考の解決策を、根本的な解決を望むのであればスロー思考の解決策を実施するというように状況や目的に応じた対応を取ることができます。
また、回答にもあるようにファスト思考で初期対応をしつつ、スロー思考で根本的な解決を狙うことも可能ですね。
ピラミッド思考で説得力のある説明を
ピラミッド思考とは、主張や結論を頂点に、根拠を下位に配置して論理的に整理する思考法です。簡潔かつ説得力のある説明を可能にします。
研修や会議などで自身の主張をするときに活用できる思考法です。
「AI教育の必要性」をテーマに考えさせてみました。


「主要な理由→具体的な内容や根拠→実践例」という流れで回答が示されました。
自身の主張を論理的に説明したいときに活用できる方法です。
この内容を基にして自分の主張に合ったロジックを組み立てることができます。
いかがでしたか?
フレームワークや思考法を活用することで、自分の目的に沿った回答を導き出せるだけでなく、普段の回答とは異なる視点やアプローチを得られるため、思考の幅が一層広がります。
まだまだ別のフレームワークや思考法があるため、次回も引き続き紹介したいと思います。
(Image FX)
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